トイレを浴室にリフォームします。
外部に面するところは、立ち下がりを付けて鉄筋をしっかり組みます。
まあ、これくらいは、大工でも十分にできます。
型枠の中に流し込み、
立ち下がりの部分はバイブレーターでしっかり充填して、
鏝(こて)で均して平らにして、
K:きつい!
B:ばてた!
先日、「季節のお客さま回り」で、Tさまを訪問した際、
「ケチったんじゃないの?」と言われてしまいました。
最初は、何の事だかさっぱりわからなかったのですが、
よく話を伺うと、
2年前に新築させていただいたときに、
キッチンとローカの境に「無垢材の引き戸」を入れました。
その戸にはめ込んである「ガラス」が
「薄っぺらで、ぺラペラして、今にも割れそう。
材料代をケチって、安い、薄いガラスを入れたんじゃないか?!」
ビックリして、「ガラス」に触っていると、
確かにペラペラしていて、ちょっと押しただけでも割れそう。
でも、???
あまりにも薄すぎて、ガラスならもうとっくに割れている?
そうなんです。
「ガラス」ではなくて、「アクリル板」
その場ですぐに、作った建具屋さんに電話して確認しました。
確かに「アクリル板」でした。
Tさまは、かなり気分を悪くしているので、しっかり説明させていただきました。
わたし「これは、『ガラス』ではなくて、『アクリル板』です。
ガラスだと、からだや物が当たって割れると危険なので、
たとえ割れても安全な、アクリル板にしています。
決して、材料代をケチったわけではありませんよ。」
Tさま、「えっ、ガラスじゃないの。なんでアクリル板?」
わたし「ここは、家で一番使う場所なので、たとえぶつかって割れても、
ガラスみたいに飛び散ったり、かけらで怪我しないように
アクリル板にしています。」
Tさま、「そうなの・・・」
わたし「お風呂の入り口も、アクリル板です。お風呂は裸なので、
ガラスが割れるとすごく危ないので、アクリル板です」
Tさま、「そうかあ」
と言うことで、納得していただけました。
誤解は、恐いです。
いままで築いた信頼関係が、一瞬で崩れることもあります。
そのために、お客さまとの距離を少しでもちいさくするためにも、
1年で少なくても4回、季節ごとにお客さまのお宅を回っています。
決して、決して、押し売りのためではありません!(笑)
こんなわけで、一軒一軒、季節ごとにちょっとタイムリーな話題をのせた
「さいとうけんちく くらしのかわら版」を持って、お伺いしています。
留守のお宅には、郵便受けに入れるだけになってしまいますが、
お客さまには、「また来てくれたんだなあ」と思っていただいて、
なにかあるときには、気軽に電話いただけるきっかけになればと思っています。
よろしくお願いいたします。
お客さまの声:信頼の連鎖
以前、「浴室リフォーム・キッチンリフォーム 安曇野市Wさま邸」での
エピソードを紹介させていただきました。
「信頼」は「信頼」を呼ぶ。
現在工事中の「耐震リフォーム 筑北村Oさま邸」でも、
お客さまのわたしへの信頼が、大工の嶋田さんへの信頼に発展しています。
10月3日の解体から始まり、昨日までのお風呂の解体まで
順調に工事が進んでいます。
工事が始まるまでは、何度も何度もOさまとわたしとで打ち合わせを行いました。
そんななかで、Oさまとはかなりしっかりした関係が築けたと思っています。
工事が始まれば、現場はおもに嶋田君に任せます。
数日前の話です。
Oさまから嶋田君に一言。
「社長さんを信頼して工事を始めました。
何度も打ち合わせをしていて、社長さんの人柄から
安心して工事をお任せできました。
そんな社長さんが 『嶋田君を信頼しています』とおっしゃっています。
信頼している社長さんが信頼を寄せている嶋田さんですから
わたしたちも信頼していますよ!」
嶋田君から聞きましたが、ものすごく嬉しかったです。
Oさまのご期待に、期待以上に応えます。
毎日毎日頑張っていますが、一層頑張ります!
耐震リフォーム 筑北村Oさま邸 ユニットバスの組立
こだわったのは、
1.「タカラスタンダード」のユニットバス
最近、さいとうけんちくのユニットバスは、タカラスタンダードさんが多い。
そのわけは、床の支持がすごく丈夫で、長持ちすることと、
壁がホーロー製で、きれい!が長持ちすること。
2.組み立ては、「中野ホームサービス」さん
ユニットバスは、メーカーごとに組立屋さんが決まっています。
それぞれ数社抱えているようですが、
これまで何軒かお願いしたなかで、ダントツうまいのが
「中野ホームサービス」さんでした。
いまでは、完全ご指名でお願いしています。
今回Oさま邸でも、
さわやかな笑顔で、さくさく仕事をして、
今回も、きれいに仕上げてくれました。
他のメーカーさんの組立屋さんでもそうですが、
見ていて思うのは、「手際に良い職人さんは、早いし、仕上げがきれい」
うちも、そんな風に仕事を進めたいと、いつも思っています。
筑北村で「耐震リフォーム」まっ最中のOさま邸
筑北村では、「耐震補強工事に対する補助金」を申請しての耐震補強工事は初めてだそうです。
Oさまも、筑北村さまも、きっとすごく期待していることと思います。
耐震リフォームにあわせて、お風呂、キッチン、居間、寝室、トイレも
大幅に模様替えして、生活しやすさを格段にアップさせるリフォームを進行中です。
大きく間取を変えますが、大切な柱はなるべく取らないように設計段階で注意しました。
新しく筋交いや構造用合板の耐力壁を追加したり、
今まであった筋交いも、金物で補強したりして、
耐震性能をアップさせ、大きな地震でも倒壊しない目安の「耐震評価 1以上」を実現します。
ユニットバスの裏側になるところに、
新しい「筋交い」を入れました。
もともとの設計では、となりの古い筋交いを取って、
窓を付けながら、長野県認定の特殊な金物で補強する予定でした。
お風呂を解体したときに、ここに入れた方が強度は増すし、
費用も節約できると判断しました。
先週の金曜土曜で、建築防災協会の耐震診断講習会に出席して、
建築士による解体後の判断がとても大切なことを学びましたが、
実際、解体しないと分からないことがすごく多いです。
当然、筋交いの端には、補強金物を入れます。
この金物で、引っ張る力にも筋交いは強くなります。
かげに隠れていますが、柱の上下にも、土台と柱をつなぐ補強金物も入れてあります。
新しい筋交い、構造用合板だけではなく、
いままで入っていた筋交いにも、
筋交いと柱、土台を固定する金物。
柱と土台または桁を固定する金物。
別々に入れて、地震の時にしっかり筋交いが効くようにしました。