「お風呂」と一致するもの

筑北村のおおきなリフォーム工事、第2弾。
トイレを浴室にリフォームします。

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奥が、新しく作ったトイレ空間。
手前のトイレを壊して、ユニットバスをいれて
新しくお風呂を作ります。

解体作業を始めたのが「7月8日」
素晴らしいほどの「猛暑日」でした。
大汗をかきながら、休み休みで水分を取りながらの解体作業。

翌、9日も、猛暑日。
コンクリートの解体作業でした。

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2区画に分かれたトイレの基礎を壊し、
将来解体する母屋との境の基礎と切り離し、
1日コンクリートを壊すという、きつい作業。
猛暑日の暑さも加わり、素晴らしく大変な作業です。


翌10日も、猛暑日。
基礎の区画がかわり、一部が外に面する基礎となるので、
型枠を作って、鉄筋を組み立てました。

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既存の基礎にアンカー鉄筋を入れて、
外部に面するところは、立ち下がりを付けて鉄筋をしっかり組みます。
まあ、これくらいは、大工でも十分にできます。

そして、10日の午後は、
コンクリート打ち(コンクリートを流し込むこと)。
「ねこ」と呼ばれる一輪車で生コンを運び、
型枠の中に流し込み、
立ち下がりの部分はバイブレーターでしっかり充填して、
鏝(こて)で均して平らにして、

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コンクリートを流し込始めてから約1時間。
怒涛のような時間です。

鏝で均していると、汗がコンクリートの表面にしたたり落ち、
コンクリートの塩分濃度が高くなって品質が低下しないか心配しました。(笑)

ともかく、これで、ユニットバスを置ける場所が出来て、
一段落です。

ところで、題名の「AKB3日」
A:暑い!
K:きつい!
B:ばてた!
3日間でした。


皆さま、遅ればせながら、
あけましておめでとうございます。

わたくしども「さいとうけんちく」も、
今日7日から正式に本年の仕事始めとなりました。

とは言っても、年末年始もそれなりに動いており・・・。
12月30日 「台所の水道が凍って出ない!」
       「ボイラーからお湯が出なくなった!」
12月31日 「お風呂の追い炊き口を外したら、元に戻らなくなった!」
1月 4日  「お風呂の追い炊きが凍って動かない!」
       「台所の排水が詰まって流れない!」
など、いろいろな難題がお客さまのお宅を襲ったため、
対応におおわらわでした。

おかげさまで、どのトラブルもそれなりに対処できて、
どちらのお客さまも無事に年越しとなりました。
感謝感謝です。

「忙しい」は「こころをなくす」と書くため、
忌み嫌われますが、
「こころを無くさないくらいに 忙しい」は、
ありがたいことです。

トラブルのときに頼りにしていただいて電話をいただくのは、
大変名誉なことで、ありがたいことだと思っております。
年末から新年早々に、そんな電話をたくさんいただいて、
今年の仕事が大きく発展する予感もあります。
たとえ、おおきな仕事が集中しても、
細かな「困った!」仕事にも、しっかり対応させていただきたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。

さいとうけんちく
代表取締役 斉藤一徳 
昨年末、松本市四賀地区のお客さまから電話
「お風呂のタイルが、剥がれてきた!」

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あわててお伺いすると、
ご覧のとおり、1面のタイルが下地から浮いて、
今にも崩れてきそうね状態。

さすがにびっくりしました。

「すぐに修理しますか!」と聞きましたが、
どうやら事情がありそうです。

実は、娘さんが出産で一時帰宅されていて、
赤ちゃんがいるので、すぐには直せないとのこと。

どうやら、赤ちゃんのために、お風呂の中で
毎日しっかりストーブを焚いていて、
その熱のせいで、タイルが剥がれてきたようです。


娘さんが実家から帰ってゆくのが3月。
それを待って、リフォームしましょうと提案しました。
それまでは、タイルが一気に剥がれおちないように、
テープでさらに補強をお願いしました。

そして、4月。
「ゴールデンウィークに、また帰ってくるので、それまでに!」
とのことで、あわてて修理を手配しました。

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最近は、ユニットバスが多いせいで、
お風呂用のタイルがほとんど製造されていないそうです。
タイル屋さんにやっと探し当てていただいたのが、
黒い色ではありますが、主に床に使うタイルでした。

厚さが少し厚くて、目地が太め。
他にいろいろ探している時間がないので、
思い切ってこれを貼ることに。

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結果は、上出来。
イケメン左官「宮川さん」にきれいに貼っていただき、

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元通り。いや、以上に完成です。


最近お風呂のリフォームと言えば、
「ユニットバス」がほとんどですが、
宮川左官さんがおっしゃるには、
タイルを補修するリフォームも増えてきたとか。

確かに、ユニットバスに変えることと比べると、
費用的にはかなりお得です。

しかも、最近はタイル用の接着剤も進化してきて、
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すぐにしかり貼れる製品も充実しています。
ユニットバスだけのリフォームではなくて、
タイル貼りリフォームも、提案できます。






日頃から、お客さまと接していると、
「こんな仕事してもらえるかなあ?」と良く言われます。

あまりに、こまかな仕事なので、
忙しい!「さいとうけんちく」に頼んでもいいか、躊躇されるようです。

そんな心配は、一切ありません!
どんなにこまかいような仕事でも、
喜んでさせていただきます。

ある福祉施設からのご依頼。
「お風呂のタイルの角で、利用者さんがけがをするの!」
との、非常に重大な依頼を受けました。
「けがと言っても、擦り傷程度だけれど・・・」
擦り傷でも、お年寄りにとっては、それは痛いはず。
しっかり対処させていただきます。

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タイルは、玄関などの外部に使うものでした。
普通は、靴を履いて出入りするところ用のタイルなので、
タイルの角を丸めていません。

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まずは、グラインダーで、角を落とします。

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次に、回転砥石で、削った箇所を滑らかにして、

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ほぼ完成。
現場を取り仕切るチーフに確認していただいたところ、
「角に足を擦りながらお風呂からあがるときに、擦り傷をつくるんです」
とのご指摘。
もう一度、下から足が当たっても、けがをしないように
タイルの下側も念入りに研磨しました。

我ながら、しっかり磨けたと思います。
滑らかな触感で、これなら擦り傷無用!でしょう。

今回の仕事で感じたことは、
目的は「タイルの表面を滑らかにすること」ではなくて、
「利用者さんが、擦り傷をつくらないようにすること」
タイルの表面を削るのは、「手段」であって「目的」ではない。

どうすれば、利用者さんが擦り傷をつくらなくなるかを考えて、
その目的を達成するように作業する。
これが一番大切ですね。

「こまかな仕事」でも、学ぶことはたくさんあります。






16年前に新築させたいただいた松本市「Kさま邸」

以来、一度も給湯器(ボイラー)を修理交換していませんでした。
普通、給湯器(ボイラー)の寿命は10年+2,3年。
かなり長持ちした部類です。

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このタイプの給湯器は、「標準タイプ」と呼ばれ、
1.浴槽にお湯をはる時には、自分で栓を開けて、一杯になった頃閉めに行く
2.閉めに行くタイミングを間違えると、お湯が浴槽からあふれている
3.入浴中にお湯が冷めると、「追い炊きボタン」を押して、温める

といった感じで、なかなか不便な給湯器です。

数日前の停電で電源が切れ、リモコンのスイッチを押しても電源が入らなかったそうです。
寒い冬に、お風呂に入れないのは、すごい苦痛!
大至急の給湯器交換を依頼されました。

幸い、いつも注文している問屋さんに在庫があり、
設備屋さんを手配して、翌日には交換完了!

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前の給湯器とは、配管のつながる位置が微妙に違いますが、
配管をつなぎ直して、保温を復旧すれば工事完了です。
ところが、お湯を流してみると、
シャワー水栓に「ゴミ」が詰まってお湯が出ません。

水栓のストレーナー(ゴミ除け器)を掃除して一件落着。
やっぱり試運転は大切ですね。

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新しい給湯器は、「フルオートタイプ」 (ノーリツOTQ-4701AY)
1.浴槽にお湯をはる時は、「ふろ自動」のボタンを押せば、
  ①浴槽に、設定した温度のお湯を
  ②設定した量まで
  ③自動的にお湯を入れて、止まる
2.だから、お湯がいつの間にかあふれることがありません
3.自動お湯はりから4時間は、自動的に設定温度に調節してくれます

おまけに、
4.お湯を抜くときには、お湯はりの配管の中を、自動的に掃除してくれます
5.だから、浴槽の中に「湯垢」が浮かぶことがほとんどなくなります

といった具合に、便利な機能満載です。

夕方、奥さんに機能の説明をすると、
「これは便利! これでお湯をあふれさせなくてすむ!
水と、灯油の節約になります!」
と大変喜んでいただきました。

また、次の10年後には、よろしくお願いします。






昨年から打合せを続けていた「Tさま邸」
今年の1月仕事はじめから、
工事を始めさせていただいていました。

中古住宅を購入された「Tさま」
もともと、1軒の家を2世帯で住まわれていたので、
玄関も2つ。お風呂も2つ。キッチンも2つ、トイレも2つ。

さすがに、このままでは使いにくいということで、
1階は柱を残してほとんど解体して、
大規模にリフォームすることになりました。

2月も半ばになって、やっと「工事日記」に載せ始めます。
ちょっと長丁場になりますが、
ごゆっくりご覧ください。

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先日、「季節のお客さま回り」で、Tさまを訪問した際、

「ケチったんじゃないの?」と言われてしまいました。

最初は、何の事だかさっぱりわからなかったのですが、
よく話を伺うと、

2年前に新築させていただいたときに、
キッチンとローカの境に「無垢材の引き戸」を入れました。
その戸にはめ込んである「ガラス」が
「薄っぺらで、ぺラペラして、今にも割れそう。
材料代をケチって、安い、薄いガラスを入れたんじゃないか?!」

ビックリして、「ガラス」に触っていると、
確かにペラペラしていて、ちょっと押しただけでも割れそう。

でも、???

あまりにも薄すぎて、ガラスならもうとっくに割れている?

そうなんです。
「ガラス」ではなくて、「アクリル板」

その場ですぐに、作った建具屋さんに電話して確認しました。
確かに「アクリル板」でした。

Tさまは、かなり気分を悪くしているので、しっかり説明させていただきました。

わたし「これは、『ガラス』ではなくて、『アクリル板』です。
    ガラスだと、からだや物が当たって割れると危険なので、
    たとえ割れても安全な、アクリル板にしています。
    決して、材料代をケチったわけではありませんよ。」

Tさま、「えっ、ガラスじゃないの。なんでアクリル板?」

わたし「ここは、家で一番使う場所なので、たとえぶつかって割れても、
    ガラスみたいに飛び散ったり、かけらで怪我しないように
    アクリル板にしています。」

Tさま、「そうなの・・・」

わたし「お風呂の入り口も、アクリル板です。お風呂は裸なので、
    ガラスが割れるとすごく危ないので、アクリル板です」

Tさま、「そうかあ」

と言うことで、納得していただけました。

誤解は、恐いです。
いままで築いた信頼関係が、一瞬で崩れることもあります。
そのために、お客さまとの距離を少しでもちいさくするためにも、
1年で少なくても4回、季節ごとにお客さまのお宅を回っています。

決して、決して、押し売りのためではありません!(笑)

こんなわけで、一軒一軒、季節ごとにちょっとタイムリーな話題をのせた
「さいとうけんちく くらしのかわら版」を持って、お伺いしています。
留守のお宅には、郵便受けに入れるだけになってしまいますが、
お客さまには、「また来てくれたんだなあ」と思っていただいて、
なにかあるときには、気軽に電話いただけるきっかけになればと思っています。

よろしくお願いいたします。

 

お客さまの声:信頼の連鎖

以前、「浴室リフォーム・キッチンリフォーム 安曇野市Wさま邸」での
エピソードを紹介させていただきました。
「信頼」は「信頼」を呼ぶ。

現在工事中の「耐震リフォーム 筑北村Oさま邸」でも、
お客さまのわたしへの信頼が、大工の嶋田さんへの信頼に発展しています。

 

10月3日の解体から始まり、昨日までのお風呂の解体まで
順調に工事が進んでいます。

工事が始まるまでは、何度も何度もOさまとわたしとで打ち合わせを行いました。
そんななかで、Oさまとはかなりしっかりした関係が築けたと思っています。
工事が始まれば、現場はおもに嶋田君に任せます。
数日前の話です。

Oさまから嶋田君に一言。

「社長さんを信頼して工事を始めました。
何度も打ち合わせをしていて、社長さんの人柄から
安心して工事をお任せできました。
そんな社長さんが 『嶋田君を信頼しています』とおっしゃっています。
信頼している社長さんが信頼を寄せている嶋田さんですから
わたしたちも信頼していますよ!」

嶋田君から聞きましたが、ものすごく嬉しかったです。

Oさまのご期待に、期待以上に応えます。
毎日毎日頑張っていますが、一層頑張ります!

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耐震リフォーム 筑北村Oさま邸 ユニットバスの組立

こだわったのは、
.「タカラスタンダード」のユニットバス
   最近、さいとうけんちくのユニットバスは、タカラスタンダードさんが多い。
   そのわけは、床の支持がすごく丈夫で、長持ちすることと、
   壁がホーロー製で、きれい!が長持ちすること。

2.組み立ては、「中野ホームサービス」さん
   ユニットバスは、メーカーごとに組立屋さんが決まっています。
   それぞれ数社抱えているようですが、
   これまで何軒かお願いしたなかで、ダントツうまいのが
   「中野ホームサービス」さんでした。

   いまでは、完全ご指名でお願いしています。
   今回Oさま邸でも、

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さわやかな笑顔で、さくさく仕事をして、
今回も、きれいに仕上げてくれました。

他のメーカーさんの組立屋さんでもそうですが、
見ていて思うのは、「手際に良い職人さんは、早いし、仕上げがきれい」

うちも、そんな風に仕事を進めたいと、いつも思っています。

 

筑北村で「耐震リフォーム」まっ最中のOさま邸


筑北村では、「耐震補強工事に対する補助金」を申請しての耐震補強工事は初めてだそうです。
Oさまも、筑北村さまも、きっとすごく期待していることと思います。

耐震リフォームにあわせて、お風呂、キッチン、居間、寝室、トイレも
大幅に模様替えして、生活しやすさを格段にアップさせるリフォームを進行中です。

大きく間取を変えますが、大切な柱はなるべく取らないように設計段階で注意しました。
新しく筋交いや構造用合板の耐力壁を追加したり、
今まであった筋交いも、金物で補強したりして、
耐震性能をアップさせ、大きな地震でも倒壊しない目安の「耐震評価 1以上」を実現します。

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ユニットバスの裏側になるところに、
新しい「筋交い」を入れました。


もともとの設計では、となりの古い筋交いを取って、
窓を付けながら、長野県認定の特殊な金物で補強する予定でした。
お風呂を解体したときに、ここに入れた方が強度は増すし、
費用も節約できると判断しました。

先週の金曜土曜で、建築防災協会の耐震診断講習会に出席して、
建築士による解体後の判断がとても大切なことを学びましたが、
実際、解体しないと分からないことがすごく多いです。

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当然、筋交いの端には、補強金物を入れます。
この金物で、引っ張る力にも筋交いは強くなります。
かげに隠れていますが、柱の上下にも、土台と柱をつなぐ補強金物も入れてあります。

新しい筋交い、構造用合板だけではなく、
いままで入っていた筋交いにも、
筋交いと柱、土台を固定する金物。
柱と土台または桁を固定する金物。
別々に入れて、地震の時にしっかり筋交いが効くようにしました。

 

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