松本市、筑北村、麻績村、安曇野市を中心に、「健康自然住宅」通気断熱WB工法で木造住宅の新築・リフォームをおこなっています。

工事日記

電話相談「基礎にヒビが!」 2023.11.20

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先週、現場の足場の上で仕事中、
電話がかかってきました。
 
Aさん「安曇野市で、築50年の家を買って、
 インスペクションしてもらったら、
 『基礎にヒビがあるから直した方が良い』
 と言われました。
 お宅で基礎の修理していますか?」

私「基礎の修理工事はやっていませんが」

Aさん「そうですか・・・・ではいいです」

私「基礎のヒビは、どの程度ですか?」

Aさん「ちょっと待ってください、書類調べます。
   幅1.4mmと1.5mmの2本です」

私「築50年だと、鉄筋は入っていないので、
 それでその程度のヒビ割れなら、いい方ですよ笑」

 

それから、少し説明しました。
・基礎のヒビ割れは、修理が難しい。
・それは、強度を上げるためには費用が高くなるから。
・耐震補強でも、基礎の補修はしないことが多い。
・それは、耐震補強では「大地震で倒壊しない」を前提にしていて、
 大地震後にそのまま住めることを前提にしていないため。
・基礎が壊れるくらいの大地震なら、耐震補強しても住めなくなる。
・コンクリートのヒビから雨が入って中の鉄筋が錆びる危険はある。
・しかし、たぶん鉄筋の入っていない無筋コンクリートなのでその心配もない。

と、簡単に、順序だてて説明しました。
私が見てきた基礎のヒビで、幅1.4mmと1.5mmの2本は、
かなり少ない方です。

インスペクションしたのは、建築工事をしない設計事務所の方だそうです。
実務をやってないと、経験が少ないと、どうしても安全側で提案します。
その提案で、不安を煽ってしまうのはちょっと疑問。

Aさん「何軒も建築屋さんに電話しましたが、どこも修理工事していない、
   と言われて、すごく不安でした。
   そんな風に説明してもらえると、少し安心しました」

私「でも、これは、私の主観ですからね。全員がそう判断するわけではありません。
  それに、実際のお宅を見ていないので、確定はできません。
  ただ、慌てて何か対処するようなことではないと思いますよ」

という事で、もし、心配なことがあるなら、
いつでも電話くださいと言って切りました。

参考に、基礎のヒビ割れの写真です。

s-DSCF2197.jpgs-DSCF4073.jpgs-DSCN0741.jpg

s-DSCF6168.jpg私が見た中には、10mm(1cm)以上のヒビもありました。
さすがに、危険ですが、そこまでひどいと、
強度を高める工事もかなり」困難です。
地震が来なくても、沈下の可能性もあります。

*「インスペクション」って、何?
  既存住宅の現状を調査する事です。
  最近は、中古住宅の販売前に
  ・売主がする
  ・買主がする
  ・不動産業者がする
  など、なるべくやってね~~
  と推奨されていますが、
  実際はなかなか浸透していません。
  私も、調査員の資格を持っています。
  でも、その方法は、疑問点もあります。
  「床下に潜っての調査」「天井裏に入っての調査」
  は義務ではありません。
  それやらないと、現況調査にならないと思うけどなあ。

  


 

日曜日に、「水止まらない!」 2023.09.17

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先週の日曜日9月10日。
前日は、うちの稲刈り。
順調に1日で終わり、ゆっくりしていると、

「キッチンの水栓で、水が止まらない!」
と電話がありました。
とりあえずは、外の不凍栓で止めてるそうです。

話を聞いていると、
どうもシングルレバー混合水栓ではなく、
2ハンドル水栓の様子。

どこかのお宅で取外した古い水栓をもってお伺い。

s-DSCF6338.jpgs-DSCF6340.jpg

「まさか、日曜日にすぐ来てくれるとは思わなかった!」
と恐縮していました。

よくあるのが、ハンドル内の溝が無くなって
ハンドルが空回りして、水が止まらない原因。

ハンドルを外して、
持参したハンドルをはめ込もうとしたけれど、
うまくはまらない。溝のピッチが違うようです。
根元の金属部分から交換できれば、

s-DSCF6341.jpgs-DSCF6342.jpg試しに交換して見ると、うまくいきそう。
ついでに、パッキンを交換して、取替完了。

s-DSCF6344.jpg左右のハンドルは違うし、
中古部品だし、
それでも、水が止まるようになって、
1件落着。

外した金属部品をよく見ると、

s-DSCF6345.jpg閉めこむための溝が、
擦り切れて無くなっていました!
いったい何年使ったのでしょう^_^

お湯の方も、たぶん傷んでいるし、
次回のトラブルには、水栓本体の交換をお勧めしました。

取外した水栓は、
部品が使えることもあり、
すぐには捨てないで溜めてあります。
今日のように、意外に役にたちます。笑

「オレンジリフォーム」!!?? その7

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「フルリノベーション」まではいかないけれど、
かなり大々的なリフォーム。

「大々(だいだい)リフォーム」じゃおもしろくない!
「だいだい」は「橙:オレンジ」
だから「オレンジリフォーム」^_^

かなり無理がありますが^_^


■その7
「ユニットバスの床下は、万全に!」

新築した時、Kさん家族が選んだユニットバスは、
「タカラスタンダード」社製品。
耐久性が高くて、わたしのお勧めです。
バス全体を金属フレームで支えるので、
後々のゆがみ等が少ない、製品だからです。

でも、金属フレームを支える「土間コンクリート」が沈下すれば、
浴室全体が下がります。
なんと、いろいろな手で、持ち上げようとしていました。

s-DSCF0808.jpgs-DSCF0844-2.jpg

今回のリフォームで、ユニットバスも交換することになり、
新しいユニットバスも「タカラスタンダード」社製。
新築から20年以上経っているので、
もう地盤は下がらないとは思いますが、
念のため、床下の土間コンクリートには、
今回、しっかり鉄筋を入れました。

s-DSCN1060.jpgs-DSCN1061.jpg

これだけやれば、ユニットバスが沈下することはないでしょう。
ユニットバス本体の耐久性も高いので、
数十年は使えます^_^

 

「オレンジリフォーム」!!?? その6

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「オレンジリフォーム」って、何??
「フルリノベーション」まではいかないけれど、
かなり大々的なリフォーム。

「大々(だいだい)リフォーム」じゃおもしろくない!
「だいだい」は「橙:オレンジ」
だから「オレンジリフォーム」^_^

かなり無理がありますが^_^


■その6
「天井裏の断熱は、セルロースファイバー」

家の断熱をするのに、効果的な順番があります。
その3番目は、
③天井裏の断熱 
 断熱材を厚くする。隙間なく断熱材を入れる。

そのときに注意する大事な事は、
「ダウンライト」

以前、ダウンライトの上に、セルロースファイバーを
吹き込んだことがあり、
ダウンライトが熔けて、大変な事になりそうになりました。

s-DSCF0773.jpg数か所あったダウンライトは、
すべて天井に付ける照明に変更。

床下と同じく、
「テオリアランバーテック」さんに施工していただきました。
テオリアさんのお得意のひとつ。
①セルロースファイバーの吹込み断熱
  https://www.teoria-lumbertech.com/service/insulation/

KIMG0348.jpg

KIMG0349.jpgKIMG0352.jpg春先の引き渡しの後、
「めちゃくちゃ暖かい家になりました!
 ありがとうございました。」
と感想をいただきました。
良かった、良かった^_^

 

 

「オレンジリフォーム」!!?? その5

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「オレンジリフォーム」って、何??
「フルリノベーション」まではいかないけれど、
かなり大々的なリフォーム。

「大々(だいだい)リフォーム」じゃおもしろくない!
「だいだい」は「橙:オレンジ」
だから「オレンジリフォーム」^_^

かなり無理がありますが^_^


■その5
「家の顔 玄関もきれいに」

玄関ドアを「高断熱ドア」に交換するのは、当然。
「地盤沈下」で隙間のできたタイルも、貼替!

床下だけでなく、玄関先のタイルも大きく下がっていました。

s-DSCF9369.jpgs-DSCF9368.jpgs-DSCF8802.jpgs-DSCF9367.jpg

一度、タイルを全部はがして、

s-DSCF1330 (2).jpg

張り直し!

s-DSCF1499.jpgs-DSCF1500.jpg寒い中、
狭いところも、
頑張って貼っていただきました。
いつもお願いする「宮川左官」さん!

「オレンジリフォーム」!!?? その4

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「オレンジリフォーム」って、何??
「フルリノベーション」まではいかないけれど、
かなり大々的なリフォーム。

「大々(だいだい)リフォーム」じゃおもしろくない!
「だいだい」は「橙:オレンジ」
だから「オレンジリフォーム」^_^

かなり無理がありますが^_^

■その4
「寒さ対策 床下断熱!」

大規模リフォームするにあたって、
Kさんからの要望で、一番重要にしていることは、
「寒くない家にして欲しい!」
という事でした。

家の断熱をするのに、効果的な順番があります。
①窓の断熱       断熱性の高いサッシに交換する。内付けサッシを付ける。
②床下の断熱      断熱材を厚くする。隙間なく断熱材を入れる。
③天井裏の断熱     断熱材を厚くする。隙間なく断熱材を入れる。
④外壁に面する壁の断熱 この順位は一番低い。費用をかけた割に効果が低いという事です。

なので、①必須 ②必須 ③必須
でリフォーム計画立てました。

現状の床下は、
建築時としては厚めの断熱材が
「根太」の間に50mmのものが入れてありました。

s-DSCF0901.jpg根太の下の「大引き」の間に新たに断熱材を入れます。

1.キッチンの下
   給水、給湯、排水の配管があるので、
   発泡系の断熱材入れます。

s-DSCF0984.jpg

2.他の部分
   「セルロースファイバー」を充填していきます。

KIMG0358.jpgこちらは、「テオリアランバーテック」さんに施工していただきました。
テオリアさんのお得意は、
①セルロースファイバーの吹込み断熱
  https://www.teoria-lumbertech.com/service/insulation/
②シロアリ駆除工事
③腐りにくいウッドデッキ等の施工

非常に丁寧な仕事をしていただけるので、
いつも頼りにしています!

「オレンジリフォーム」!!?? その3

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「オレンジリフォーム」って、何??
「フルリノベーション」まではいかないけれど、
かなり大々的なリフォーム。

「大々(だいだい)リフォーム」じゃおもしろくない!
「だいだい」は「橙:オレンジ」
だから「オレンジリフォーム」^_^

かなり無理がありますが^_^

■その3
「フローリングを削れ!」

2階の床は、今貼ってあるフローリングの上に、
新しいフローリングを貼ります。

貼ろうかと思って段取りしていたら、
???
何か変。

s-DSCF1229.jpgフローリングが、一部大きく盛り上がっている。
1階の梁の上で、凸になっています。
このまま貼ると、また凸凹のフローリングになるので、

ひたすら「削る、削る」

s-DSCF1231.jpgs-DSCF1233.jpg

定規で、だいたい平らになるまで削ったら、
こんなに削ってしまった^_^

このフローリングが、まあ!!硬いこと硬いこと。

電気カンナの刃は、10秒も削ればすぐに切れなる。
超硬刃の丸ノコの刃を少し出して、横に滑らせる。
掟破りのような使い方でようやく削り終えました。

ここまで平らにすれば、
次のフローリング貼りは、
めちゃスムーズに進みます。
気づかずに貼り始めていたら、
後で大変な目にあっていたことでしょう。

何をするにも、
「何かちょっと変」と感じることは大切です^_^

「オレンジリフォーム」!!?? その2

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「オレンジリフォーム」って、何??
「フルリノベーション」まではいかないけれど、
かなり大々的なリフォーム。

「大々(だいだい)リフォーム」じゃおもしろくない!
「だいだい」は「橙:オレンジ」
だから「オレンジリフォーム」^_^

かなり無理がありますが^_^

■その2
「床下を修正!!」

下がった床を上げるのに、
自動車のタイヤ交換で使う油圧ジャッキを使います。

s-IMG_5569.jpg正規の位置まで上げて、
「木の束」の代わりに
金属製の「鋼製束」を入れる作業。

s-IMG_5566.jpg

合計何本入れただろう?
その間、床下に潜り込み、
ひたすら、上げては鋼製束を入れる。
床上では、レベルを見てもらって、
「もう少し上げて!」「少し下げて!」

自分でも、よくやったと思います。^_^

s-DSCF0899.jpg並んだ鋼製束の姿は、壮観!

ちょっと心配なのは、
「束石」がまた下がらないか?
なので、完全に固定しないで、
2ヵ月ほど様子を見ます。

 

 

「オレンジリフォーム」!!?? その1

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「オレンジリフォーム」って、何??
わたしが勝手に付けた名前です。

「フルリノベーション」と言われるリフォームは、
家まるごと、かなりの解体を含めたリフォームです。
そこまではいかないけれど、
かなり大々的なリフォーム。
「大々(だいだい)リフォーム」じゃおもしろくない!
「だいだい」は「橙」に通じる。
だから「オレンジリフォーム」^_^

かなり無理がありますが、
印象的な呼び名なので、
よしとしてください。^_^

■その1
「床下が大変!!」

大きなリフォームでは、見積前、工事前の調査が重要です。
解体し始めて、おおきな誤算があると、費用が大きく変わります。
Yさま邸でも、床下、天井裏の調査、床レベルの調査をしました。

床下を調査した時に、なかなかな状態を発見。

s-DSCF0813.jpgs-DSCF0815.jpgs-DSCF0887.jpg「束石」と「束」の間に、「木切れ」が差し込んであります。
場所によっては、束石から束が完全に浮いています。
これは、建築した後に、地盤が下がって床が浮いたので
対策を取った跡です。

問題は、その程度。
地盤が下がった高さが、大きいところで10cm近く。
ここまで、地盤が下がった現場は、あまり見ません。


そして、
????
となったのが、

s-DSCF0807.jpgs-DSCF0844.jpg「タカラスタンダード製のユニットバス」
その金属製の架台に、「木の棒」が差し込んである。
????
これ何?

よくよく見ると、
ユニットバスの下にコンクリート版があるのですが、
それ全体が下がったので、
浮いた分に「木切れ」を差し込んだり、
遠くて差し込めない場所には、
「木の棒」を差し込んだり!

かなり苦労した様子がわかります。

 

原因は、
元々「田んぼ」だったところに建てたので、
地盤が大きく下がったという事です。
出来れば、基礎の中の「土」を
・「砕石」に置き換えていれば、
・「埋立後、時間を置いていれば」
防げたのですが・・・・

建築当時は、業界全体が忙しい時代。
「待つ」ことができなかったのでしょう。

でも、幸いなことに、
「基礎」自体はほぼ沈下がない様子です。
室内のレベルを取っても、
外周部、内部立ち上がり部では、
大きなレベルの変化がありませんでした。

内部の「束」が下がったのなら、
工事を進めてもまあ大丈夫でしょう!

という事で、
恐る恐るではありますが、
見積させていただいて、
工事も着工となりました。^_^

 

昇天ネズミの回収・・・・

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昨年12月18日。
かわほりプリベントの山岸淳一さん」からの依頼で、
「壁の中にいるだろうネズミ」の回収作業に行きました。

 

某リフォーム会社さんで、鉄骨の工場を住宅にリフォームしたKさん。
リフォーム直後からネズミに悩まされ、
山岸さんに相談して駆除中です。

 

かなり駆除が進んだくらいで、
「壁の中から、異臭がする・・・・」
という事で、壁を壊して、昇天ネズミの回収。

s-DSCF0796.jpgs-DSCF0798.jpgs-DSCF0800.jpgいました、いました!
半分ミイラみたいになっていて、
山岸さんが言うには「これは寿命を全うしたネズミだね」
元気なら、こんな壁は簡単に登れるそうです。

回収後は、壁の復旧。

s-DSCF0801.jpgs-DSCF0804.jpg

これでクロスを貼って、お終い。
の予定が・・・・

 

2月19日再訪問
今度は、天井から異臭が・・・・・

天井は難易度高いです。
もしかすると、天井材を外した時に、
どかっと落ちてきたりして・・・・

ダウンライトのところからファイバースコープで覗いた限りでは、
すぐ近くにはいないみたい。
安心して解体始めましたが、

s-3311.jpg

s-3309.jpgs-3310.jpg
という事は、どこまで壊せばいいの・・・・

でも、意外に急転直下、
断熱材を引き出していると、
手袋の上から、何か細いものの感触が・・・

s-3313.jpg
もしかして、ネズミのしっぽ??
恐る恐る覗いてみると、
いました!
天井の断熱材の中で昇天しているのを発見。

断熱材を引っ張り出して、
最後は、山岸さんに回収してもらいました。
わたし、昇天ネズミは、苦手なんです。

作業中は、異臭たっぷり! 笑
作業後は、かなり大丈夫!

まだ、心配なので、
壁も天井も、クロス貼りはもう少し先です。
これで、完全に駆除されればいいのですが。

ネズミ、コウモリ、ハクビシン等でお困りの方は、
「かわほりプリベントの山岸淳一さん」にご相談ください。
わたしのお客様も、何人もの方が山岸さんのお世話になりました。
https://kawahoriprevent.jp/

2022年 ことしもありがとうございました

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s-kawaraban202212.jpg2022年もあと3週間。
今年も、「2023カレンダー」をお世話になったお客さまに配っています。
とは言っても、例年配っている私は、
年末までに引渡ししなければいけない工事を
大工として入っているので、
配っているのはうちの奥さま。

いままで、私しか会っていないお客さまにも会えて、
なかなか新鮮な体験をしているようです。^_^
電話の声でしか知らない方に直接会って、
「すごく優しそうな人だった」
「少しだけどお話しできた」
とか、楽しんでいるようです。

「かわら版 年末号」のみを私が配達していた方には、
すみません、今年は「郵送」になります。

来年は、配って歩けるように、頑張ります!

景気が悪いと、良くない業者が暗躍する!? 2022.10.10

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鉄の値段が上がると、廃品回収業者の車が良く回ってくる。

これは、業界の人が言った言葉です。

 

「景気が悪いと、良くない業者が増えるのか?」

1.お隣、筑北村のお客さまから電話

 「家の排水の配管を洗浄してもらったんだけど、
  床下を見たら、柱が濡れていると言って、
  うちで手配する専門家に見てもらった方が良い
  と言われた。どうだろうか?」

 よくある「悪〇業者」の手口です。
s-DSCF1160.jpgs-DSCF1161.jpg こんなチラシが入っていて、
 ちょうど「排水が詰まると大変」という話を近所の人としていたので、
 お願いしたそうです。

 2人で来て、1人が配管洗浄している間じゅう、
 もう1人は家のまわりをいろいろ見ながら、うろうろしていて不信?

 洗浄が終わって、業者の人が
 「洗浄が原因で、床下の配管が壊れていると
  うちの責任問題になるので、床下見せて」

 変だなあ、と思ったけれど、見てもらったら、
 H社「大変ですよ、床下の『柱』が3本ほど濡れています
    しっかり見てもらった方が良いので、
    いつもお願いしている専門家が近くにいるので
    見てもらいましょう!」

 Aさん「うちには、いつもお願いしている大工さんがいるので、
     大丈夫です」
 H社「大工さんじゃ、これは対処できませんよ」

 心配になったAさんの旦那さんから電話でした。

 私「まあ、悪〇業者の手口に近いから、
   やめた方がいいですよ。私が床下点検しましょうか?」

 それで、後日、点検に訪問しました。
 床下を点検すると、
 『柱』ではなく、『束(床を支える木の材料)』が、
 建築当時に塗った「防腐防蟻剤」で濡れたように見えるだけ。
 こんな言葉も知らないのか?濡れと塗装の判断もつかないのか?

 奥さんと話をしてると、
 Aさん「床下から出てきて、ぼそぼそと、でも私に聞こえるように
    『これは500万円くらいかかるかな』と言っていた。
    なんか怪しいと思ったけれど」

 私「よくある手です。床下はまず自分で見ないので、なんでも言えます。
   最悪は自分で持ち込んだシロアリの写真を見せて、駆除を勧めたり、
   重大な欠陥があると言って修理の契約を勧めたり。
   本当は500万円かかるけれど、配管洗浄してもらった縁なので、
   半額の250万円でいいよ、と言ったり」
   典型的な詐欺の手口です。(この業者が詐欺かどうかはわかりません)

 Aさん「今回はお陰で、22,000円ですんで良かった。勉強代だね笑」

   笑い話ですんで良かったです。

2.長野市から電話

 「広告が入っていて、12,000円で配管洗浄します。ただし洗浄後
  床下の調査をします。と言われて契約して、洗浄したけれど、
  不安になってネットで検索したら、そちらのホームページがあった」

 2011年2012年に書いたブログがヒットしたようです。
 ブログ内検索「配管洗浄」
 

 お話しすると、あさってその床下点検に来るとの事。
 でも知り合いの建築士にも相談しているそうなので、
 その時に同席してもらうように頼んだ方が良いと
 アドバイスしました。

 後日様子をお聞きすると、
 「建築士さんが『床下の調査は必要ない』と言ってくれて、
  調査はしなかったけれど、契約違反なので金額は倍の
  25,000円くらい払った」そうです。

 これも、ちょっと高い勉強代ですね。
 でも、うちのホームページがお役に立って良かった!

 景気が悪いと、なんとか利益を得ようと、
 サギも暗躍するそうです。
 お気を付けください。

 

 

えっ!うそ ほんと? まじーー  2022.09.19

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雨漏りのセカンドオピニオン
 不良工事?の後始末

始まりは、去年いただいた1通のメールからでした。

2021.4.13
 Mさんからリフォームのための見積依頼のメール
2021.4.21
 現地調査
2021.7.21
 見積提出

そして、2022.7.20 Mさんから再びメールが来ました。
「昨年にリフォームの見積を取らせてもらいましたMです。
 その際はどうもありがとうございました。
 他社にてリフォームをしましたが雨漏れが止まらず困っています。
 相談に乗っていただけないでしょうか。
 結論から申し上げると雨漏れ診断とその対策工事の見積りをお願いしたいです。

 概要は以下のとおりです。

 施工した会社が言うにはリフォームした際に高圧洗浄機で試したが問題なかったとのことで
 そのまま工事したようです。住み始めてわかりましたが雨漏れをしております。
 施工会社に確認したところ雨漏れについてはわからないので
 雨漏れ診断士などわかるものに見てもらったり、
 屋根全部をカバー工法で覆うしかないと言われています。
 当然、上にもう一枚覆えば簡単ですが数百万かかる工事ですし、
 安易にそんな提案をのめません。
 私の希望はこの雨漏れを止めることですが、
 先ずは原因を究明し対策の工事内容を見積もりたいと考えています。
 雨漏れの調査費用と対策工事の殆どをその業者に支払ってもらう予定でおります。
 現状では目視で2箇所の雨漏れが確認できますのでそこをなんとかしたいと考えています」

2022.8.23に
リフォーム施工A社の調査と別に、
セカンドオピニオンとしてMさんの依頼で調査しました。

まず、2021年に私が下見した時点で、今回の雨漏り箇所で、
大きな雨漏りが記録してありました。

①和室
s-DSCF1156.jpgs-DSCF1158.jpg原因の可能性が高いのは、
1階下屋に表しになっている柱の根元。

s-DSCF1197.jpg
②離れにつながる廊下

s-DSCF1175.jpgs-DSCF1181.jpg原因の可能性が高いのは、
増築でつないだ屋根。

s-DSCF1187.jpg
これらは、基本調査の段階でわかっている事。
「リフォームした際に高圧洗浄機で試したが問題なかった」
なんて、いったい何を考えていたのか?
リフォームすれば、自然に直るとおもったのか???

【 2022.8.23のセカンドオピニオン調査 】
①和室
  Mさんが自分で天井に穴を開けて、自分でも調査していました。

s-DSCF0489.jpgs-DSCF0492.jpgやはり、柱のまわりが、かなりひどく傷んでいます。
これは、新築当初からの雨漏れの感じです。
野地合板は、腐って無くなっています。
柱、梁も一部が腐っています。

原因箇所を見ると、

s-DSCF0468.jpgs-DSCF0469.jpgなんと、「表しの柱」のまわりを「サイディング」で囲んでありました。
そのサイディングと屋根の間に、シーリング。
でも、シーリングで処理するなら、
囲む前の「柱」と「屋根」の間にするのがベスト。
そうしてから囲めばシーリングの寿命が延びるし、
より根本での処理に近くなります。

②離れにつながる廊下
  こちらは、雨漏り箇所を直接見たいので、
  新しく点検口を設けました。

s-DSCF0541.jpgそこから見えたものは、

s-DSCF0520.jpg垂木の途中からの雨浸み。
隅木を目安に屋根チェック。

s-DSCF0524.jpgs-DSCF0525.jpgかつての増築の際(今回のリフォームの前)に
屋根板金をつないだけれど、
弱点ができた。

ここも、今回のリフォームの時に
きちんとチェックしていれば、
対処の方法があったはずです。

セカンドオピニオンとして、結果を報告しました。
①和室は、柱の根元でシーリングした方が良い。
②増築部は、つなぎを変えることは困難なので、
 屋根の上に、簡易で良いので新しい屋根を付ける。

A社は、
「自社の調査結果と大差がない場合は、
 調査費用の支払いは検討します」
とのことですが、
私の調査では全く違う結果でした。

その点も、しっかり報告書に記載させていただきました。以下報告書の一部

・今回のリフォームの際に、「屋根の洗浄をしても雨漏りが確認できなかった」との理由で、
何等の雨漏り対策をとらないでリフォームを進めたことは、適切でなかったと思われます。
2021年に調査した際に、すでに雨漏りはあり、原因箇所も可能性として確認しています。
詳細な調査をしていれば、原因は確認できたと思います。
リフォーム前に、その対策を取っていれば、かなり雨漏りは改善できたと推測されます。
特に、和室上に関しては、2階の柱がカバーされていて、柱根元部の処理ができません。
リフォーム前に処理していれば今後も心配が少なく生活できていたと思われます。

・A社として、「屋根カバー工法」をお勧めしているようですが、
①平葺き部では雨漏りがほぼしていないか軽微であることから、不要と思います。
局所的な処置で、かなり改善が期待できます。
カバー工法でも壁との取り合いの防水が悪いと雨漏りが発生します。
②増築部では、屋根勾配が緩いのも原因と思われますが、既存・増築時の屋根板金の接合の
不具合が主な原因と考えられるため、根本的な解決は難しいでしょう。
接合部に極力雨がかからないように、簡易的でも良いので、屋根をかけることが良い
と思います。

無事に、A社から、調査費用いただきました。

 

でもね、
Mさんにとっては、
せっかくやったリフォームにケチがついて、
これからの生活に不安が残り、
さみしいリフォームだったのではないでしょうか。

わたしは、こんなやり方は、
絶対にしません。怒


 

安曇野古民家リフォーム 完成・引渡し 2022.08.29

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1月下旬から、
安曇野古民家のリフォーム始めました。

お盆前の12日に、無事引渡しが完了しました。
ちょっと、長かった。笑

お若いお客さまなので、
クロスの選び方がやっぱり違いますね。
見本を見たときは驚きましたが、
実際に完成を見ると、
かなり素敵です。
若い感性は大切ですね!

完成写真、ご覧ください。

s-DSC04153.jpg

s-DSC04154.jpg

s-DSC04152.jpg

s-DSC04169.jpg

s-DSC04151.jpg

s-DSC04157.jpg

s-DSC04156.jpg

正直、「山あり谷あり」の現場でした。
でも、完成を見ると、一層の感慨ひとしおです。

ちなみに、工事前は、
s-DSCF4747.jpg

s-DSCF4099.jpg

安曇野古民家リフォーム 最後の仕上げ 2022.08.11

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1月下旬から、
安曇野古民家のリフォーム始めました。

内装工事が終わると、
設備屋さんの器具取付。
電気屋さんの照明、スイッチ、コンセント取付。


8月7日(日)
そして、ついに、
床の養生材をとって、掃除。

そして、床の塗装です。
いつもの「ワトコ」
いつもと違うのは、「ダークウォルナット」で濃い目。

s-IMG_4830.jpgs-IMG_4831.jpgs-IMG_4832.jpg

掃除は、朝8時からはじめて、終了は午後2時。
簡単に考えて、そこから塗装開始!

でも、意外に進まない・・・・
結局、午後7時でほぼ1階を終えて、ダウン 笑

翌朝から、玄関先に式台と2階。
2階は、巾木は事前の塗装無しなので、
塗料が巾木に付かないように細心の注意をはらって。

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いつもの「ナチュラル色」とはまた違う、
良い感じの表情になりそうです!

いよいよ、明日、お引渡し!!

 

安曇野古民家リフォーム 内装工事真っ最中 2022.08.03

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1月下旬から、
安曇野古民家のリフォーム始めました。

7月に大工工事が終わり、
今、内装工事が真っ最中です。

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予定では、今週末には内装工事が終わり、
設備屋さんの器具付け、電気屋さんの器具付け。
そして、
掃除して、床の無垢フロアーに「ワトコ」塗って、
建具屋さんが建て込みすれば、
完成!!
です。

あともう少し。

安曇野古民家リフォーム そろそろ完成間近^_^ 2022.07.24

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1月下旬から、
安曇野古民家のリフォーム始めました。

7月ももうおしまい。
ようやく完成が近づいてきました!

外壁まわりは、
左官工事、塗装工事が終わり、
今日、足場解体です。

s-DSCF0077.jpgs-DSCF0079.jpg

内部も、
「耐力壁」ではないけれど、
少しでも地震に抵抗できるように、
壁下地に合板貼り。

s-DSCF9799.jpgs-DSCF9798.jpg

玄関内の土間も、
左官屋さんに金鏝仕上げ完了。

s-DSCF0090.jpg

内部の壁も、
クロス下地の石膏ボードが、
ほぼ貼り終わりそう(もう少し! ^_^)

s-DSCF0092.jpgs-DSCF0091.jpg

ちょっと、かなり、長かった。
嶋田棟梁、お疲れ様です。
あとひと踏ん張り、よろしくお願いします。

安曇野古民家リフォーム 玄関サッシ 2022.07.03

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1月下旬から、
安曇野古民家のリフォーム始めました。

6月はじめ。
玄関サッシの取付完成。

s-DSCF8977.jpg

s-DSCF8979.jpg

大工の嶋田さんと2人でやっと取付。
最近の「断熱玄関引き戸」は、めちゃくちゃ重いです。


枠だけでも、2人がかり。
障子(ガラスの入っている戸)は、
2人でも腰が抜けるほど重い。


理由は、断熱性能を上げるために、
ペアガラスになっているのと、丈が長いから。

ここまで進むと、
かなり工事も進んだ感じになりますが、
古民家はやっぱり大変。
ちょっとずつです。笑

他のサッシも付いています。

s-DSCF8980.jpgもう少しだ!(かな?笑)
頑張れ嶋田棟梁!!

安曇野古民家リフォーム 1階床下地 2022.06.19

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1月下旬から、
安曇野古民家のリフォーム始めました。

4月下旬。
床下地組の工事が完成です。

①根太組
  ひのきの大引きの上に、
  基礎正しく、同じ間隔で
  根太を固定します。
s-DSCF7903.jpg

②床下断熱材
  「ネオマフォーム」
  厚さは50mmで厚くはありませんが、
  断熱性能がものすごく高いので、
  通常品だど2倍以上の厚さになります。
s-DSCF7905.jpg
③断熱材取付
  幅を、「緩すぎない、きつすぎない」寸法にカット。
  根太の間にはめ込んでいきます。
  大切なのは、
  「緩すぎる」と断熱性のダウン。
  「きつすぎる」とはめ込めない。

s-DSCN0900.jpg
s-DSCN0898.jpg


④下地合板貼り
  ここまでくれば、あとは下地合板を貼るだけ。
  最近は「ひのき合板」使っています。
  「ウクライナ」以降、以前の2倍以上になった合板。
  早く、紛争が解決して欲しい。

安曇野古民家リフォーム 1階床下地組 2022.06.11

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1月下旬から、
安曇野古民家のリフォーム始めました。

3月末から4月中旬にかけて
床下地組の工事です。

s-DSCF7450.jpg

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「ひのき3寸角」で、「大引き」組。
シロアリの被害をなるべく避けるため、
いつも、シロアリに食われにくい「ひのき」材を使っています。



s-DSCF7782.jpg「大引き」の下の「束石」は、
地面の上に30cm角のコンクリート版。
その上に「防湿シート」、
その上に20cm角の束石。

大引きが下がらないように、
地面の上は、面積の広いコンクリート版。
その上にすぐ「束」を置くと版が割れる恐れもある。
なので、もう1段、束石で支えます。

防湿シートは、
床下からの湿気が材料に悪影響を与えないため。
床下が乾燥しているときには入れないこともあります。
床下の土と、床下が完全に分離している事は、
良いこともあり、良くないこともあり。

いつも同じ「マニュアル通り」ではなく、
その現場に応じての臨機応変です。^_^

松本市、安曇野市近郊で、リフォームを頑張る工務店「斉藤建築」

お電話でのご相談・お問い合わせ斉藤携帯:090-4840-3751

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