松本市、筑北村、麻績村、安曇野市を中心に、「健康自然住宅」通気断熱WB工法で木造住宅の新築・リフォームをおこなっています。

えっ!うそ ほんと? まじーー  2022.09.19

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雨漏りのセカンドオピニオン
 不良工事?の後始末

始まりは、去年いただいた1通のメールからでした。

2021.4.13
 Mさんからリフォームのための見積依頼のメール
2021.4.21
 現地調査
2021.7.21
 見積提出

そして、2022.7.20 Mさんから再びメールが来ました。
「昨年にリフォームの見積を取らせてもらいましたMです。
 その際はどうもありがとうございました。
 他社にてリフォームをしましたが雨漏れが止まらず困っています。
 相談に乗っていただけないでしょうか。
 結論から申し上げると雨漏れ診断とその対策工事の見積りをお願いしたいです。

 概要は以下のとおりです。

 施工した会社が言うにはリフォームした際に高圧洗浄機で試したが問題なかったとのことで
 そのまま工事したようです。住み始めてわかりましたが雨漏れをしております。
 施工会社に確認したところ雨漏れについてはわからないので
 雨漏れ診断士などわかるものに見てもらったり、
 屋根全部をカバー工法で覆うしかないと言われています。
 当然、上にもう一枚覆えば簡単ですが数百万かかる工事ですし、
 安易にそんな提案をのめません。
 私の希望はこの雨漏れを止めることですが、
 先ずは原因を究明し対策の工事内容を見積もりたいと考えています。
 雨漏れの調査費用と対策工事の殆どをその業者に支払ってもらう予定でおります。
 現状では目視で2箇所の雨漏れが確認できますのでそこをなんとかしたいと考えています」

2022.8.23に
リフォーム施工A社の調査と別に、
セカンドオピニオンとしてMさんの依頼で調査しました。

まず、2021年に私が下見した時点で、今回の雨漏り箇所で、
大きな雨漏りが記録してありました。

①和室
s-DSCF1156.jpgs-DSCF1158.jpg原因の可能性が高いのは、
1階下屋に表しになっている柱の根元。

s-DSCF1197.jpg
②離れにつながる廊下

s-DSCF1175.jpgs-DSCF1181.jpg原因の可能性が高いのは、
増築でつないだ屋根。

s-DSCF1187.jpg
これらは、基本調査の段階でわかっている事。
「リフォームした際に高圧洗浄機で試したが問題なかった」
なんて、いったい何を考えていたのか?
リフォームすれば、自然に直るとおもったのか???

【 2022.8.23のセカンドオピニオン調査 】
①和室
  Mさんが自分で天井に穴を開けて、自分でも調査していました。

s-DSCF0489.jpgs-DSCF0492.jpgやはり、柱のまわりが、かなりひどく傷んでいます。
これは、新築当初からの雨漏れの感じです。
野地合板は、腐って無くなっています。
柱、梁も一部が腐っています。

原因箇所を見ると、

s-DSCF0468.jpgs-DSCF0469.jpgなんと、「表しの柱」のまわりを「サイディング」で囲んでありました。
そのサイディングと屋根の間に、シーリング。
でも、シーリングで処理するなら、
囲む前の「柱」と「屋根」の間にするのがベスト。
そうしてから囲めばシーリングの寿命が延びるし、
より根本での処理に近くなります。

②離れにつながる廊下
  こちらは、雨漏り箇所を直接見たいので、
  新しく点検口を設けました。

s-DSCF0541.jpgそこから見えたものは、

s-DSCF0520.jpg垂木の途中からの雨浸み。
隅木を目安に屋根チェック。

s-DSCF0524.jpgs-DSCF0525.jpgかつての増築の際(今回のリフォームの前)に
屋根板金をつないだけれど、
弱点ができた。

ここも、今回のリフォームの時に
きちんとチェックしていれば、
対処の方法があったはずです。

セカンドオピニオンとして、結果を報告しました。
①和室は、柱の根元でシーリングした方が良い。
②増築部は、つなぎを変えることは困難なので、
 屋根の上に、簡易で良いので新しい屋根を付ける。

A社は、
「自社の調査結果と大差がない場合は、
 調査費用の支払いは検討します」
とのことですが、
私の調査では全く違う結果でした。

その点も、しっかり報告書に記載させていただきました。以下報告書の一部

・今回のリフォームの際に、「屋根の洗浄をしても雨漏りが確認できなかった」との理由で、
何等の雨漏り対策をとらないでリフォームを進めたことは、適切でなかったと思われます。
2021年に調査した際に、すでに雨漏りはあり、原因箇所も可能性として確認しています。
詳細な調査をしていれば、原因は確認できたと思います。
リフォーム前に、その対策を取っていれば、かなり雨漏りは改善できたと推測されます。
特に、和室上に関しては、2階の柱がカバーされていて、柱根元部の処理ができません。
リフォーム前に処理していれば今後も心配が少なく生活できていたと思われます。

・A社として、「屋根カバー工法」をお勧めしているようですが、
①平葺き部では雨漏りがほぼしていないか軽微であることから、不要と思います。
局所的な処置で、かなり改善が期待できます。
カバー工法でも壁との取り合いの防水が悪いと雨漏りが発生します。
②増築部では、屋根勾配が緩いのも原因と思われますが、既存・増築時の屋根板金の接合の
不具合が主な原因と考えられるため、根本的な解決は難しいでしょう。
接合部に極力雨がかからないように、簡易的でも良いので、屋根をかけることが良い
と思います。

無事に、A社から、調査費用いただきました。

 

でもね、
Mさんにとっては、
せっかくやったリフォームにケチがついて、
これからの生活に不安が残り、
さみしいリフォームだったのではないでしょうか。

わたしは、こんなやり方は、
絶対にしません。怒


 

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