お客さまからの言葉で、
もっとも恐ろしい言葉のひとつが、
「雨漏りがしている!」です。
リフォームしていると、屋根の施工で難しい場面にも出くわします。
そんなときに一番心配するのが、
「雨漏り」
プロの建築屋として、一番してはならないことのひとつが、
「雨漏り」だと思っているので、
「雨漏りした!」は、恐怖の言葉です。
台風15号が近ずく安曇野市Oさま邸。
昨日から降り続く雨の中、Oさまから突然の電話。
「雨漏りしてるぞ!」
すぐに飛んで行きました。
Oさま邸の工事は、今年3月から始まった「外壁塗装工事」
工事を始めて、足場を掛けたときには、雪がちらついていました。
おりしも、「東日本大震災」の直後です。
Oさまも、「地震が心配だから、早く足場を取ってくれ」と矢の催促。
無事、きれいに塗装が仕上がって、足場を取った直後から、
何度か、「雨漏りがした!」と電話がありました。
とは言っても、工事をしたのは「塗装工事」だけ。
普通、雨漏りが発生する工事ではありません。
何度かお伺いするなかで、怪しいところはしらみつぶしに潰して、
かれこれ、3か月。
もう、無いなあと思っていた矢先の雨漏りでした。
ちょうど近くにいたので、すぐにお伺いして、原因を探ります。
気になったのは、前回処置したところのちょっと上の箇所。
よく観察していると、前回目につかなかったところで、
危なそうな箇所が・・・。
応急処置をして、様子を見ていると、
見る間に「雨漏り」が止まってきました。
実はその箇所、うちの工事が原因ではなくて、
ある会社が新築した時の不都合な工事が原因なようです。
お客さまも、前回の説明で納得していらっしゃる様子で、
私たちを責めるというより、申し訳ない、といった感じです。
それでも、間接的にも、うちの工事で発生した「雨漏り」ですので、
責任をもって解決させていただきます。
夜9時前にも電話があり、
「少し雨がしみてきたみたいだが、少し様子を見るな」との報告でした。
この箇所の雨漏り防止処置は、雨が止んで、乾燥しなければ出来ません。
もうしばらく、ご辛抱下さい。
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