松本市、筑北村、麻績村、安曇野市を中心に、「健康自然住宅」通気断熱WB工法で木造住宅の新築・リフォームをおこなっています。

今日のお仕事 ~福祉施設の洗面台 2013.02.12~

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某福祉施設
数年前から、いろいろなメンテナンスで仕事をさせていただいたいます。
一番多いのが、「建築当時のずさんな工事からのトラブル」

以前あったトラブルでは、
・身障者用トイレの手摺がガタガタしてきた →下地がまともに入っていない
・洗面台が落ちそう →ここも、下地が入っていない
・脱衣所の手摺が外れそう →やっぱり、下地が入っていなかった!

ほとんどのトラブルが、
強度が必要なところに、その強度を受ける「下地」が入っていなかった為です。

今回も、
「洗面台がぐらぐらしてきて、排水も漏れてきて、なんとかならない?」
との依頼で修理工事してきました。

工事前
見た目にはわかりませんが、洗面台がぐらぐら状態で、
いつ外れて誰かがけがをするかわからない状態です。
s-R0023604.jpg 

解体始めて、
あれっ! 下地は入っているじゃん。
でも、??? ちょっとおかしい
s-R0023606.jpg


下地の位置が、ビスを固定する位置と違う!
だから、金具を固定しているビスが「下地」に固定していない!
仕方がないので、プラスチックの固定補助具を使ってありました。
(仕方がないで済むわけないじゃん!)
こんなもので、洗面台が固定きるはずがありません!
s-R0023607.jpg


嶋田君に、しっかり下地を入れてもらって、
表面も、石膏ボードではなくて、合板を下地にしました。
s-R0023614.jpg


表面の仕上げも、「クロス」では水に弱くて剥げてしまうので、
「サンゲツ リアテック」という、耐水性の高いシートで仕上げました。
s-R0023621.jpg


今までのタイルとの境目も、アルミの見切りできれいに仕上げて、
s-R0023622.jpg


設備屋さんに洗面台を再度取り付けてもらって、
仕上がりです。
s-R0023625.jpg


確かに、おじいちゃん、おばあちゃんたちが、
洗面台の縁に身体をもたせかけて使っているので、
がたが来るのは仕方がないとは思いますが、
あまりにお粗末な仕事に、びっくりです。

これが、某超有名な超大手ハウスメーカX社さんの仕事です。
工事監理がしっかりできていないことと、
仕事に気持ちが入っていないことが、原因でしょうか?

せっかくお客さまからさせていただいている仕事です。
気持ちを込めて、しっかり、工事させていただこうと
あらためて思いました。


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